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銀塩カメラの日々と由無し事 

徒然なるままに日暮PCに向かいて心に浮かびゆく銀塩カメラの由無し事をそこはかとなく書きつくるブログです。

恐るべし中華の威力~TEXER AUTO MATちょっと見ていきましょう 

さて、TEXER AUTO MATについてはネット上でもあまり情報がありません。恒例ですのでTEXER AUTO MATについて見て行きましょう。

R0014290.jpg

AUTOMATじゃなくて、AUTO MATって書いてあるんですよね・・・
知ってる人は知っていると思いますが、このカメラはオートマットではありません。スタートマーク合わせの必要なセミオートマットです。

ビューレンズがf2.8なのはピント合わせの上でうれしいですが。

R0014285.jpg

懸案だったシャッタースピードですが、若干怪しいものの各速切れるようになりました。
B、1、2、4、8、15、30、60、125、300。ISO100のフィルムなら必要十分ですね。

レンズに銘があるとうれしいのですが・・・

R0014286.jpg

テイクレンズは75㎜、f3.5です。絞りは22までですね。
このカメラはいわゆる初代のTEXER AUTO MATなので、トリプレットなはずです。

R0014287.jpg

どこにも中国製とは書いてありません。MADE FOR TEXER JAPANとは微妙な書き方です。

TEXER-01.jpg

右側/巻き上げとシャッターチャージはクランク式です。なんか高級そうな感じです。
時計回りでフィルム巻き上げ、反時計回りでシャッターチャージです。横に小さなボタンが付いていますが、中華お得意の二重露光用ボタンです。中国の人はなんでそんなに多重露光がしたいんでしょうか・・・

貼り革がはがれかけて、浮いてますね・・・

TEXER-02.jpg

左側/フォーカシングノブ側です。大げさな被写界深度指標があります。
ちなみにおとにゃんはフォーカシングは右側派です。

TEXER-03.jpg

日本語で書いてあるとなんか安心です。

TEXER-04.jpg

フォーカシングスクリーンです。普通の二眼レフと比べるとはるかに明るい感じです。
しかもスプリット式です。フォーカシングがとても楽です。

TEXER-05.jpg

ピントフードは屏風式でこれも高級感がありますな。





テクサ株式会社はヤシカからチノンを渡り歩いた岩田達郎氏が立ち上げた会社です。ちなみにヤシカは昭和30年台に国内メーカーとして始めて海外(香港)でカメラを生産した会社です。
前身の「岩田エンタープライズ」はセルビなどのカメラ販売で知られています。

テクサオートマットの他に、ミノルタX-300のコピーである一眼レフ・テクサEX-3、スプリングカメラ・テクサSRなどを中国で生産し、テクサブランドで販売していました。

テクサオートマットは海鴎4A-105のOEMで、後継でテッサーになった4A-107のOEM・テクサニューオートマットがあります。また2003年頃には4A-109というSSが1/500まであるカメラのOEMの予定もあったようです。

R0014302.jpg

見た目はなかなか高級感がありますが、内容はねえ・・・
ローライコードに取って代わることはないでしょうが、評判のトリプレットの写りwも興味があります。
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category: 中判 TEXER AUTOMAT

Posted on 2012/11/12 Mon. 20:34 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 0

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