銀塩カメラの日々と由無し事 

徒然なるままに日暮PCに向かいて心に浮かびゆく銀塩カメラの由無し事をそこはかとなく書きつくるブログです。

Konica I のレストア 緑の生命体との戦い 

コニカのレンジファインダーカメラKonica I から III は、JFCの諸先輩方からも評価が高く、おとにゃんも以前から欲しいカメラの候補の上位でした。
しかしこのシリーズは人気が高く高価で手が出せません。

で、狙ったのはジャンク・・・

ボロボロのコニカ I が1000円でした。
まあ、1000円ならダメでもいいかと思って手を出したのが運の尽きw

まず、サイドに大きなヘコミがあって、フィルム室が開かない・・・
なんかフィルムが入っているようです。しかし巻き上げノブはビクともしないし、巻き戻しも出来ません・・・
シャッターは全部1/250くらいで切れているようです。
立派なジャンクです。






裏蓋ロックのカバーがありえないくらい内側に向かって凹んでいます。どうも落下品のようです。
ロック金具を露出してみます。

R0013958.jpg

ベコベコです・・・
ロック金具を固定しているネジを外し、裏蓋をこじって開きます。

R0013959.jpg

ボディの歪みは大きく、パトローネを噛んでしまい、パトローネが取り出せない状態です。
歪みは叩きだそうかと思ったのですが、端っこだったのでペンチで挟んでゆっくりと修正します。

富士フイルムの在りし日のカラーネガフィルム F-IIです。20枚撮りのようです。
おそらく昭和50年頃にこのフィルムを入れて撮影中に手を滑らせ落下して、にっちもさっちも行かなくなったものと推測されます。

う~ん。40年近く動いていないカメラか・・・

R0013963.jpg

ロック金具もまっすぐに修正します。
ボディに軽く亀裂が入っていたので、コニシボンドの黒いので埋めてオリジナルにはないモルトも貼って光線漏れを防ぎます。

巻き上げが動かないので、まず軍艦部を開けてみました。

R0013965.jpg

物凄くシンプル・・・
ファインダーの右に意味有りげなボタンがあったのですが、それはフィルム巻き上げ解除ボタンのようです。
いずれにせよ、巻上げトラブルの原因になるものはないようです。

R0013967.jpg

となると、底から攻めましょう。
まず三脚座を外して、底板を外します。

R0013972.jpg

緑のネバネバ未確認生命体でいっぱい・・・
巻き上げ軸とスプロケットを結ぶギアと巻き戻しボタンが固着しています。

R0013975.jpg

ベンジン浴で綺麗に・・・

R0013976.jpg

巻き上げ機構は綺麗になり、スムーズに動くようになりました。

R0013970.jpg

盛り上がって、ここまでバラバラ(笑

次は、最速でしか切れないシャッター(1/500はエキストラバネなので)

R0013981.jpg

コニカ自製のコニラピッドS
レンズは初期のヘキサーf3.5じゃなくて、ちょっと明るいヘキサノンf2.8がついています。

R0013986.jpg

シャッター自体はコンパーラピッドのコピーです。
シャッター羽根の粘りなどはなく、ガバナーをベンジンで清掃。

R0014035.jpg

ガバナーを元に戻した所、以前ローライコードでも経験しましたが、1/10だけが早く切れるというトラブルが出現。
前回はFerdiさんにお願いしてしまいましたが、今回は粘ってガバナーの位置を調整したところ、
なんとか無事に全速それなりに切れるようになりました。

B(バルブ)もそのまま切れてしまっていましたが、Bの制御は下の写真で、短い赤矢印が調速リングで内側に押し込まれると、長い赤矢印が内側に動きシャッターが開いたままになるようです。金具の位置を調整することで、Bも復活しました。

R0014088-2.jpg

貼り革は最初から一部パリパリでしたが、分解時にほとんどがバラバラになってしまいました。
そのため、以前タクソナの貼り革を直した時の余りを使って貼り直していきます。

R0014091.jpg

鏡胴部をフリーハンドで抜くのは至難の業なので、鉛筆で擦って輪郭を出す。

R0014092.jpg

革を張り替えるときには、鏡胴は外しておくと楽。

R0014108.jpg

ニコンSP風コニカIのレストア終了です。

27mmのフィルターが付いていたので、レンズは奇跡的に傷の殆ど無いものでした。
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category: 35mm Konica1

Posted on 2012/07/28 Sat. 00:37 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 6

マクロ 

DSC_0934.jpg

いったいどうして青い?

NikonD700/COSINA 100mm 1:3.5 MC MACRO AI-S
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category: 一眼 Nikon F System

Posted on 2012/07/25 Wed. 23:51 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 6

聞いたことないカメラのレストア 

ちょっと寄ったハードオフのジャンクコーナーにあったカメラを救出してきました。

Ricoh Jet 1

リコージェット? 
500とかS2とか、よく見るリコーの35mm機と同じような雰囲気ですが、ネーミングの流れを無視した怪しい名前だなあ・・・

光学系に大きなダメージはなく、シャッターは完調みたいです。
ただし、内側のレンズ全面にカビがあり、ファインダーも汚れが酷くて二重像も何とか分かるレベルです。

横に飾ってあった前玉ボロボロのアイレス35よりもずっと安かったので連れ帰りました。

レストアと言うよりも光学系の清掃が主になります。
まずファインダー清掃から行いましょう。

軍艦部を外します。

R0013992.jpg

目に見えるネジをどんどん外していきます。
1960年頃のカメラのようですが、ホットシューです。
ネジ3本全部外す必要はなく、右上のネジだけが長くなっていて、残りの2本は外す必要は無さそうです。

R0013997.jpg

ネジを全部外し、巻き戻しノブを外しましたが、トップカバーは外れません・・・

ところでRICOHのCの下のネジは何のネジだろう・・・ 多分距離計調整用の窓ではないかと・・・

普通のカメラは巻き上げノブを外すとネジが2本くらいあるはずなのですが、それがありません。
最初は汚れが酷く気付かなかったのですが、清掃するとなんか小さな穴が二つ。

穴があれば突っ込むのは当然のことで(笑
カニ目回しを突っ込んで回すと巻き戻しノブの下がごっそりと外れました。

R0013993.jpg

はい、ご開帳・・・
ファインダー清掃はササッと終了。二重像が綺麗に見えるようになりました。

が、トップカバーからニューム管みたいな部品がポロリと・・・

R0013994.jpg

なんだこの謎部品・・・

R0013996.jpg

多分こんな感じなんじゃないかと・・・ ホットシューを止めるネジが一本だけ不自然に長かったので、おそらくこの管が挟まるのではないかと思われます。

R0013998.jpg

レンズの掃除もしちゃいましょう。
RIKEN RiCOH 1:2.8 f=4.5cm。富岡光学製のようです。

R0013999.jpg

前から攻めてみます。
これで前玉が外れますが、綺麗なようです。結局カビがあったのは後群の前面で、フィルム室から外して清掃しました。

シャッターはセイコーシャSLVですが、あまりいい思い出がないので、開けるのはやめておきます(調子悪くないし)

各部を見て行きましょう。

R0014001.jpg

右にある革の貼ってある立派なボタンは、巻き戻し用のロック外しボタンでした。測光用のボタンかと思ったw

R0014002.jpg

リコー伝統のトリガー巻き上げ。裏蓋ロックノブは左右にあります。左のノブはフィルム感度覚えも兼ねてます。

R0014003.jpg

裏蓋はニコンFのようにごっそり外れます。

R0014000.jpg

1959年発売。新開発のセイコーシャSLVを積んだモデルのようです。同じ時期に発売になったS3はシチズンMXVだそうで、リコーのHPを見ると似たようなカメラが同じような時期に次々に出ているようです。

そうそう、公式HPによると、レンズはリコマット45mmF2.8 3群5枚構成(富岡光学製) だそうですな。
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category: カメラ

Posted on 2012/07/22 Sun. 00:08 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 4

逆さポット 

201207 ArgusC3 Acros-31

Argus C3/Coated Cintar 50mm f3.5/Fujifilm Neopan Acros100

有名なのは富士山ですが。
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category: 35mm ArgusC3

Posted on 2012/07/20 Fri. 20:09 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 6

夏休み 

201207 ArgusC3 Acros-10

本当の夏休みはもう少し先ですが。

Argus C3/Coated Cintar 50mm f3.5/Fujifilm Neopan Acros100
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category: 35mm ArgusC3

Posted on 2012/07/18 Wed. 11:06 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 4

アーガスは死なず・・・何でもありのピント合わせ 

時々、途中でレストアを投げ出して遠くに行きたくなりたくなることがあります(嘘

今回もそんなカメラの一つで・・・

2011年4月に途中まで修理をして投げ出していた、ArgusC3がそのカメラです。

前回は、ファインダーと距離計周りの清掃だったのですが、狂った距離計を調整した時に、レンズの無限遠がでなくなってしまっていました。

R0013945.jpg

最短距離 3フィート(鏡胴側のギアに注目。ギアが刻まれていないのでこれ以上はレンズが回らないようになっている)

R0013947.jpg

無限遠(ギアがなくなるので、これよりもレンズは締め込まれない)

・・・なはずなのですが、レンズ自体のピントもズレていて、レンズヘリコイド側ギアの無限遠側よりも締め込んだところで無限が出てしまいます。もちろん最短撮影距離もズレてました。

最初はレンズがニコイチになっているのでピントが合わないんだと思っていたのですが・・・

R0013940.jpg

なんとなくやる気が出てきたので、ヘリコイド分解。
ギアはヘリコイドの周りにイモネジ4本で止めてあるだけだったので、実はネジを緩めればギアはグルグル回るんですw
なので、レンズのピントを合わせてから、ギアの位置を調整してネジを締め直すだけ。

レンジファインダーの距離指標もボンドで止めてあるだけなので、距離計の調整をするときもRFを弄るのではなく距離指標を貼り直すだけでしたが・・・
ArgusC3の整備性の良さ(?)には頭が上がりません。

レンズとRFを別々にピント出しして、仲介用のギアを嵌めこみます。

で、ピント確認・・・

201207 ArgusC3 Acros-27

最短距離ではないけれど、銀杏の葉っぱ。日陰なので3段落として適正露出。

201207 ArgusC3 Acros-19

ちょっと離れたベンチ。15フィートくらいかな。やっぱり半日陰。

201207 ArgusC3 Acros-28

何の変哲も無い電信柱・・・

Argus C3/Coated Cintar 50mm f3.5/Fujifilm Neopan Acros100

遊びで使うんならこんなもんでもいいでしょうかね。

R0013949.jpg

カメラの一部とは思えない蝶番・・・

R0013955 - コピーのコピー

赤矢印がフィルム巻き上げノブ。普通のカメラとは反対側に付いています。
青矢印は距離計調整ネジへのアクセス窓
緑矢印は巻止め解除。撮影後巻き上げ初めに動かしてやると、スプロケットがフリーになります。ちなみに、カウンターは手動合わせの順算式です。
黄矢印はシャッタボタンですが、根本のところにバルブの切り替えがあります。私はこのカメラはバルブにならないと思っていたので、距離を出すときにシャッター羽根に厚紙を噛ませてました・・・

形の割にホールディングは悪くありませんが、シャッターチャージレバーが手に当たったり、なんとなく使いにくいカメラですが、白黒が思いの外面白かったので、今度はカラーで試してみようかしら・・・
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category: 35mm ArgusC3

Posted on 2012/07/15 Sun. 13:50 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 4

青信号 

2012.6 Fujica35EE Fuji業務用 12

通れません

Fujica35EE/Fujinon 1:1.9 f=4.5cm/Fuji業務用100
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category: 35mm Fujica35EE

Posted on 2012/07/14 Sat. 23:45 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 0

濃緑 

2012.6 F2 43-86mm kodak400 12

「こみどり」と読みます

NikonF2 Photomic/Zoom Nikkor Auto43-86mm F3.5/Kodak400
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category: 一眼 Nikon F System

Posted on 2012/07/10 Tue. 22:28 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 4

お願い 

もうすぐ七夕ですね。
みなさんどんなお願いをしたのでしょうか。
早速見てみましょう。

087.jpg

倒置法ですね。印象深いので願いが叶うかもしれませんね

089.jpg

どんな願いでしょうか?

0941.jpg

ずいぶんマゾなお願いですね・・・

086.jpg

雑技団に入りたいんでしょうか・・・

096.jpg

えーっと・・・何が望みでしょう・・・

iPhone4

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category: カメラ

Posted on 2012/07/06 Fri. 21:56 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 5

Lomographyの出した110フィルムを自家現像してみる。 

Lomography Orca 110 B&W Film っていうのが正式名称のようです。
24枚撮りですが、最初の4枚は光線漏れする可能性があるそうです。

R0013905.jpg

私は世界限定5000本という事だったので、慌てて予約しましたが、今でもここで買えるようです。→ click

早速 Pentax Auto110に詰めて撮って来ました。

おとにゃん的には、「自家現像して残ったカートリッジは再利用」が既定路線だったので、まずカートリッジの構造理解のために回収してあった使用済みカートリッジの分解練習をしてみました。

R0013896.jpg

今は無き、Kodak Gold 200 です。以前カメラのキタムラに出した時、カートリッジを回収させていただきました。
110フィルムのカートリッジは、現像時に裏紙を引っ張るとフィルムも出てくるらしいので、カートリッジを破壊する必要はありません。

しかし、カートリッジを再利用するときには、分解しないわけには行きません。
ただし、再利用を想定した作りにはなっていないので、そう簡単には分解できません。
フィルムレールに当たるところは、接着されていませんが、パトローネに当たるところ(フィルムが入っているところ)は接着されているため、カッターの刃でこじって二つにわけます。

R0013899.jpg

こんな感じ。

プラスチックが薄いので、割らないように注意です。

まあ、目視下でやらないと、指の一本や二本は・・・

R0013903.jpg

シールで遮光されていますが、カートリッジには数字窓は開いているようです。

裏紙がないことは知っていましたが、撮影が終わるとフィルムはカートリッジ内に完全に引き込まれてしまうため、いままでのカートリッジと同じように、フィルムを出すことはできません。

カートリッジの分解自体は、前述のとおりできますが、これではフィルムが感光してしまいます。暗所でやったら指が無事では済まない・・・
このフィルムの現像を引き受けてくれるところも、カートリッジは返却できないそうです。きっと再利用できないようなフィルムの取り出し方(破壊)をしてるんでしょう。

う~ん、困った。外注に出すんじゃ、お金もかかるしつまらないし・・・

調子に乗ってあと4本も買っちゃったよ・・・Orz


















というわけで、何とかしてフィルムのベロ出しを行わないと現像ができないので、フィルムが無駄になります(結構高かった)。
で、考えたのが、35mmのパトローネからベロを出すための、フィルムピッカーの技を応用したもの。

その名も、ワンテンフィルムピッカー!!

















なんてね・・・(笑

フィルムベロ出しの方法です。

1.要らなくなったクリアファイルを110フィルムの幅で二本作成します。

2.二本とも適当にアールをつけます。一本はアールを少しキツめにつけましょう。

3.まず巻き取り側のパトローネにアールのキツイ方を2、3cm差し込みます。

4.フィルムを巻き上げます。するとカッチっと小さな音がするので、そこでストップ。

5.アールの緩い方を上から重ねて、2、3cm挿入します。

6.二枚一緒に引きぬきます。


はい、フィルムの頭が出ましたね。フィルムのベロ出しに成功しました。とはいっても、ベロが出るまで4,5回トライしましたがね・・・

フィルム面が傷つくことはありませんでしたが、自己責任でお願いします。

R0013906.jpg

現像はD-76で20℃、LomographyのHPにはD-76の1:1で7分と書いてありましたが、面倒臭いので希釈なしで行きたいと思います。

20℃、6分で現像しました。
現像用リールなど持っていないので、普段16mmフィルムを現像しているように、メビウスの輪を作ってブローニー一本用のタンクに放り込んで現像を行ないました。

R0013911.jpg

こんな感じ。
16mmフィルムに比べて撮れる枚数が24枚と多いというのもあって、長さは75cm位あります(16mmは50cm位)

R0013910.jpg

フレームの外にシャチのマークとLomography Orca B&W 100の文字が書いてあります。市販のフィルムを切って詰めただけだと思っていたのですが、一応それ用のフィルムらしいですね。

なんか、全体的にネガが濃いようです。

2012.6 auto110 lomo110-01

Pentax Auto110/24mm 1:2.8/Lomography Orca B&W 110

補正すれば何とかなりますが、どうもそうとう露出オーバーのようです。

現像時間が短いのかもしれませんがフレーム外の文字は綺麗に現像されているし、1年間動かしていないカメラの問題もあるのかな・・・
オート110の電池が4年くらい入れっぱなしだったので電圧が落ちているのか、絞りの動きが鈍いのか・・・

自家現像もできるようになったし、電池を入れ替えて、二本め行ってみようかな・・・
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category: 110判 PentaxAuto110

Posted on 2012/07/02 Mon. 17:15 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 14

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