銀塩カメラの日々と由無し事 

徒然なるままに日暮PCに向かいて心に浮かびゆく銀塩カメラの由無し事をそこはかとなく書きつくるブログです。

小さくても二眼レフ・・・リコースーパー44のレストア 

先日、kan師匠とカメラを交換しました → click

私がお譲りしたのはマミヤ645でしたが、替わりにリコースーパー44を譲っていただきました。
名前はハイカラですが1958年発売のベスト判カメラです。どこらへんがスーパーだったんでしょうね。

ricoh44-01.jpg

遠近法のせいか、あまり小さく見えませんが・・・
ちなみに、ベスト判の二眼レフはヤシカ44Aについで二台目。
巻き上げノブがリプレイスされていて、黒く塗装されていましたが、純正はシルバーでフィルム感度覚え付きのようです。

シャッターが粘っているようなので、早速分解・・・

ricoh44-02.jpg

貼り革は簡単に剥がれました。

ricoh44-03.jpg

シャッターはシチズン製。スローから1/400までで、豪華です。ヤシカ44Aは4速でしたし・・・

ricoh44-05.jpg

プロンタータイプでしょうか。セルフも付いていて豪華です(くどいw)
で、肝心の粘りですが、シャッター羽根自体の問題だったらしく、羽根をベンジンで拭くだけで快調になりました。

ricoh44-07.jpg

残念ながらフィルム送りが赤窓式なのは同じ・・・

ricoh44-08.jpg

ピントリングは両方とも左側にありますが・・・ ヤシカ44には一般的な二眼レフと同じようにフィルム軸受けノブが出ていますが、リコースーパー44はずいぶんスッキリしています。

ricoh44-06.jpg

フィルム装填はこんな感じで・・・
ところで、エフケのスプールはハマりませんでした。どうもエフケはスプールの羽根が厚くて入らないようです。
金属スプールやローライレトロのスプールに巻き替えれば問題なく使えます。

ricoh44-09.jpg

フィルムの給送は普通の二眼レフとは逆で下から上です。

リコースーパー44は、以前から気になっていたカメラなので楽しみです。
一本撮ったのですが、時間がなくて現像してません・・・
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Posted on 2013/02/13 Wed. 22:23 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 4

遺恨太近接 

2012.6 ikonta52018 rolleiretro80-05

最短距離くらい
ピンが甘いが、まあいいや。

ZeissIkon Ikonta520/18 /Novar-Anastigmat 1:6.3 f=5cm/RolleiRetro80

明るいところでは光線漏れしましたが、少し暗いところでは、まあまあです。
蛇腹も修復したので、次は・・・
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Posted on 2012/06/12 Tue. 22:42 [edit]  /  trackback: 1  /  comment: 4

幻想的なんですが 

2012.6 ikonta52018 rolleiretro80-06

露出は悪くなさそうですが、盛大な光線漏れなどあるようです・・・

ZeissIkon Ikonta520/18 /Novar-Anastigmat 1:6.3 f=5cm/RolleiRetro80
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Posted on 2012/06/08 Fri. 19:01 [edit]  /  trackback: 1  /  comment: 6

またまた買ってしまったベスト判 

夜中に酔っ払ってヤフオクを徘徊して何の気なしに入札してたら、そのまま落ちてしまいました・・・

01-R0013768.jpg

ベビーイコンタですかね・・・

サビサビで革も劣化し、レンズが埃で真っ白(笑
写真を見る限り、積極的に入札したい感じではありません。

いわゆるベビーイコンタですが、開放Fは6.3と暗く、シャッターはCompurではなく、ネットでよく見る高級そうなものではありません。

簡単に状態チェックしたところでは、
1.レンズ真っ白
2.シャッターが切れる音はすれどもシャッター羽根動かず
3.前蓋が閉まらない(ロックが壊れている)

1000円のカメラなんで、こんなところでしょう。

スプリングカメラでボディとの連携は全く無いので、サクッとばらします。
前玉は埃で真っ白でしたが、清掃したら傷なくクリアでした。
ピントは前玉回転式で、ピンで回り過ぎないようになっているので、精密ドライバーで固定用のピンを外すと前玉が外れます。

02-R0013797.jpg

中玉を外そうとしてカニ目でこじったら、レンズ枠に傷がついてしまった・・・

04-R0013805.jpg

レンズを裏から見たところです。
紙のスペーサーが二枚入ってました。後玉は回せば簡単に外れます。レンズはトリプレットで完全にバラバラに出来ます。黴・傷ないレンズでした。旧家の倉庫にずっと仕舞ってあっただけでしょうか・・・

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銘板をネジ2つで外すと、調速カムが露出します。
右がシャッタースピード設定、左がシャッタースピードのクリックとB・T設定です。

06-R0013793.jpg

カムの下には、バネとベアリングがあります。分解時に紛失しないように気をつけましょう。

07-DSC_1300.jpg

中玉と銀色のプレートは一体となって外れ、Dervalシャッターが露出します。

08-DSC_1307のコピー

青矢印が調速レバー。金具が外に行くほどシャッター駆動バネに溜めができてスピードが上がります。
シャッターはペンEEと同じ二枚羽根です。
シャッターを切ると緑色のアームが赤いノッチを蹴り上げて、シャッターが切れます。

・・・が、ノッチが長年の摩耗でアームが引っ掛かりません。

10-R0013783.jpg

実はシャッターを切るだけなら、左にあるアームは不要です。
緑の爪が、右のアームを蹴り上げることで、写真一枚前の緑のアームが駆動されるのですが、爪が少し歪んでいて蹴り上げが不十分でした。

緑のアームの微調整だけではダメで、磨耗したノッチにハンダを盛って整形しました。
また緑の爪も曲げて蹴り上げが十分になるように調整しました。

12-R0013812.jpg

Zeiss Ikon 520/18というのが正式名称ですが、その筋ではベビーイコンタで通っています。

TesserレンズにCompurシャッターというのが人気があるようですが、このカメラはNovar-Anastigmat 1:6.3 f=5cmというレンズにDervalシャッター。スピードはT、B、1/25、1/50、1/75という廉価版のようです。

前蓋が閉まらないのは、ロックが変形していたためで、整形して閉まるようになりました。
貼り革と蛇腹は例の如く水性ウレタン塗料で処理し、見栄えも良くなりました。

13-R0013815.jpg

ファインダーは枠だけの素通しです。
でも、長い目で見るとこれが一番壊れにくい(笑

14-R0013816.jpg

圧板はないようですが・・・

15-R0013818.jpg

Zeiss Ikonのカメラなんて、そうそう入手できるものではないのですが、二台目です。

ピーカンではISO100でも露出オーバーになりそうなスペックですが、絞りは11よりも絞れて16位までは行けそうなので、大丈夫かなあ・・・
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Posted on 2012/05/20 Sun. 00:30 [edit]  /  trackback: 1  /  comment: 7

じゃばら~ 

先日、シャッター不良からレストアを行ったヴェスト・ポケット・コダック シリーズIIIですが、蛇腹を開け閉めすればするほど、どんどん瞬く星が増えていき・・・

01-R0013677.jpg

Twitterでぼやいていたら、hoshigarasuさんから、余った革を譲っていただけることになりました。

なので、VPKのオリジナルの蛇腹はお役御免ということで・・・

02-R0013696.jpg

ボディ側です。
細い枠で蛇腹が固定されていて、爪でカシメられています。

03-R0013697.jpg

枠を破壊しないように、丁寧にカシメを広げていきます。手が真っ黒になりました(笑

レンズボード側です。

04-R0013689.jpg

やっぱりカシメられてます・・・
蛇腹を交換しやすくするというアイデアはなかったんですかね?

05-R0013695.jpg

この際ですから、80年間溜まった狭いところの汚れを綺麗にしましょう。

いくらオリジナルが残っているからといっても、蛇腹を自力で作成するというのは、大変なことです。
なので、静山氏が無償で公開して下さっているカメラ用蛇腹の作図プログラムを使用しました。

06-R0013736.jpg

蛇腹折りの練習方々、コピー用紙に印刷してみましょう。
「>カメラ用蛇腹の作図プログラム」は素晴らしいプログラムなのですが、最終的にはサイズを現物合わせしないといけません。

07-163.jpg

オリジナルは途中が絞られていています。素人が蛇腹を作ると右のようなストレートの蛇腹しか出来ません。
蛇腹収納時に障害にならないといいですが・・・

09-171.jpg

試作品の一部です・・・

10-R0013769.jpg

hoshigarasuさんから頂いたのはヤンピー(羊革)ですが、薄くて上質のものです。革単体ではとても折れないので、耐久性のあるクラフト紙に型どりして革に貼り付けます。

12-186.jpg

こんな感じです。仮止めしてサイズはOKのようです。

部品再集合!
ボディとレンズボードにはカシメやネジで固定できるのですが、光線漏れなどが起きないように念のためボンドで補強します。

13-R0013772.jpg

完成です!

14-192.jpg

う~ん、格好いい!

15-R0013774.jpg

ちょっとキツめですが、レンズ収納も大丈夫のようです。

16-194.jpg

さて、おとにゃんのカメラ趣味はどこに行くんでしょうか(笑
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Posted on 2012/05/16 Wed. 11:52 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 6

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